第二部Ⅲ ②遊び方

飼い猫

第二部Ⅲ ②遊び方

 

ボール遊びひとつとっても、
凛の遊びかたは大吉とは異なる。

大吉の場合、ボールをキャッチして、
さらに投げ返してくれたものだけれど、
凛は、キャッチはしない。
ボールと一緒に走りはするが、
放り投げられたボールが、
どこに行ったか、という確認だけする。
『あった!』『みつけた!』

ところが、
そのおもちゃをくわえて持って来るという事はない。
遊びを続けるためには、
私がそこまで取りに行かなければならない。
しかし!!
寄る年波で、私にはおっくうである。

 

😽『みつけた!』
👧「やったね!なら、ここまで持って来てよ」
😽『だから、そこにあるよ、みつけたもん』
👧「ここまで持って来てよ。お願いします」
😽『あるって!あそこに』
おもちゃと私を交互に見つつ、鳴く。

 

そのときの凛の鳴き方は、あきらかに不満げ。
『あたしはみつけたよ。
取りに行くのはオバでしょ』
いかにも『ふまーん』という、鳴き声を出す。
文字に表すと【ウェー!】って感じ。
しかも、いかにもウンザリといった声。

しかたなく,私は取りに行く、ものの、
立ったりしゃがんだり、なかなか大変である。
そして、「やめたー!」という結末が・・

『ながつづきしないのよ~。オバって!
つきあうあたしのみにもなってよ!
ホント。こまっちゃうわ~』
なんて言ってそう。猫むすめのヤツ。

何か?

 

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