第二部Ⅷ ②なんの怒り? その2

飼い猫

第二部Ⅷ ②なんの怒り? その2

 

凛のかたくなな態度は続いた。
とにかくオジにツンツンする。

3日目に、とうとう私に怒られた。
「凛ちゃん!
いいかげんにしなさい!
いったいなんのまねですか!」
上目づかいで私を見て、
そのあと目を伏せた。
猫も反省する。
しぶしぶオジに撫でさせた・・が、
まだまだ、怒りは収まらない。

なかなか恐るべし!であるよ。

いろいろと検証の結果、
帰ったときに、
「凛ちゃん、ただいま!」
と言わなかったらしい。
凛は、どっかに雲隠れしちゃったので、言えなかったとオジは弁解する。

どうして隠れるのかは不明だけれど、
たいてい隠れるのね。
オジに対しては。

・・・思うんだけど、凛は、
私とふたりっきりでいたかったんじゃないかなぁ・・ (自慢!ふふ)


      

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