飼い猫

(Ⅻ)にゃんこ亭の猫たち ⑨きげんの悪い日

(Ⅻ)にゃんこ亭の猫たち  ⑨きげんの悪い日 大吉に知らせることなく、 買い物などに出かけた時がある。 ぐっすりと眠りこんでいたから。 でも、大吉にとって、 知らぬ間に居なくなるということは、 無作法この上ないものらしい。 「ただいまー」 ...
飼い猫

(Ⅻ)にゃんこ亭の猫たち ⑧猫ドアを要求する大吉 (その4 勝敗の行方)

(Ⅻ)にゃんこ亭の猫たち  ⑧猫ドアを要求する大吉 (その4 勝敗の行方) 朝。 リビングには、フワフワと何かが飛んでいた。 このフワフワはなんだろう? なんにしても、壮絶な戦いがあったようだ。 ケージは相当に重いものなのに、 横倒しにひっ...
飼い猫

(Ⅻ)にゃんこ亭の猫たち ⑦猫ドアを要求する大吉 (その3 攻防戦)

(Ⅻ)にゃんこ亭の猫たち  ⑦猫ドアを要求する大吉 (その3 攻防戦) とうとう堪忍袋の緒が切れたわたしは、 たためる猫ケージを購入した。 猫トイレふたつ分の大きさの、 コンパクトサイズのケージ! しかし、ヤワヤワしたものではなく、 かなり...
飼い猫

(Ⅻ)にゃんこ亭の猫たち ⑥猫ドアを要求する大吉 (その2)

(Ⅻ)にゃんこ亭の猫たち  ⑥猫ドアを要求する大吉 (その2) 大吉は夜に出て行ってから、 私が、寝入ったころ合いに、 寝室の前のベランダで鳴く。 小声で『開けてよぅ』という感じ。 知らんふりをしていると、 だんだん大声になっていく。 アル...
飼い猫

(Ⅻ)にゃんこ亭の猫たち ⑤猫ドアを要求する大吉 (その1)

(Ⅻ)にゃんこ亭の猫たち  ⑤猫ドアを要求する大吉 (その1) 我が家では猫ドアを付けていない。 でも、猫ドアがあったら便利だろうと、 ある時期、ずいぶん検討したのだった。 しかし、 大吉が子ネズミをくわえて帰って以来、➡ 『猫ドア』という...
飼い猫

(Ⅻ)にゃんこ亭の猫たち ④小顔になっていく大吉

(Ⅻ)にゃんこ亭の猫たち  ④小顔になっていく大吉 大吉はクロミちゃんがこの世から消えたことを、 あるいは・・命の灯が消えつつあるころから、 分かっていたのではないかと思う。 クロミちゃんが、にゃんこ亭に来なくなってからも、 大吉は、М氏宅...
庭猫 

(Ⅻ)にゃんこ亭の猫たち ③クロミちゃんの旅立ち

(Ⅻ)にゃんこ亭の猫たち  ③クロミちゃんの旅立ち 2012年 7月16日 クロミちゃん 虹の橋を渡る。 18さいだった。 若いころのクロミちゃんは、 ゼリーで出来ているようだった。 くんにゃり、プルルン、クネクネ。 骨はなさそうな感じ。 ...
庭猫 

(Ⅻ)にゃんこ亭の猫たち ②老嬢になった姉妹猫  クロミとミケ(2012年春)

(Ⅻ)にゃんこ亭の猫たち  ②老嬢になった姉妹猫   クロミとミケ(2012年春) クロミちゃんとミケちゃんが、 にゃんこ亭に来なくなって久しい。 二匹は姉妹で、1994年春に生まれた。 2012年春は、ちょうど18さい。 ご長寿猫たちであ...
庭猫 

(Ⅻ)にゃんこ亭の猫たち ①ペコの死(2011年)

(Ⅻ)にゃんこ亭の猫たち ①ペコの死(2011年) М氏から、ペコの具合が悪いという連絡があった。 1999年に私が保護して、 一度は飼うことに決めた猫だった。 娘のアレルギーが出て、 手放すことになってしまったが、 猫好きのМ氏に飼っても...
飼い猫

(Ⅺ)にゃんこ亭の猫たち ⑨のどうたと声明

(Ⅺ)にゃんこ亭の猫たち  ⑨のどうたと声明 大吉の「のどうた」は、すばらしい。 ブンブン ゴーロゴロ ゴンガー グールグル 大きな体いっぱいに、 重低音を響かせる。 白い毛がフルフルと震えるほどに、 身体全体から、響きわたる。 大吉の、の...