⚫最終章Ⅱ ⑤おきみやげ

猫の遺髭飼い猫
大吉のヒゲ

⚫最終章Ⅱ 

⑤おきみやげ

 

大吉が逝って
どんなに過ぎても
大吉のいない日々に
慣れることなどない

心の中には
ぽっかりとした
空虚な穴があきどおし

そんな日
ふとしたところに
大吉からのおきみやげ・・

白く
弧を描く
三本のヒゲが・・

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