(Ⅹ)にゃんこ亭の猫たち ⑤オレサマの時代(2009年~2012年)

オレサマ猫 飼い猫
オレサマの頃

(Ⅹ)にゃんこ亭の猫たち ⑤オレサマの時代(2009年~2012年)

 

2011年春。

丸3年間服用していたプロへパゾンが終了した。

 

プロへパゾンは肝臓の薬だった。

我が家の猫になってほどなく服用が始まった。

農薬のまかれた農地を歩いて、

毛に付着した農薬を舐めたのではないか、

というのが獣医師の見立てだった。

 

猫にとっての3年という月日は、

さぞや長かったことだろう。

ついに、肝機能が正常値となったのだ。

 

健康は自信である。

大吉はさっそうと外へ飛び出し、

猫生を謳歌した。

 

ツェーンだぜ

ツェーンだぜ

 

~ ~ ~ ~

 

えらそうに

のどうたをうたい

のしあるく

 

オバァ

オレサマハ

ツェーンダゼ

 

たらふくごはんを食べ

イッテクラァー

 

うでまくりして

外へ飛び出す

 

~ ~ ~ ~

 

猫ぶり(おとこぶり)

猫ぶり(おとこぶり)

 

大吉の正確な年齢は分からないが、

2011年は9歳くらいと推定している。

 

肝機能の数値がだんだん正常値に近づき、

ついに戻った頃の大吉の勢いというものは、

さわやかで、ほれぼれと見惚れるほどの、

『良い猫ぶり』であった。

 

※この翌年、便秘に悩むことになる。

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