第二部Ⅳ ⑥おしゃれ心さまざま
かつて庭に遊びに来ていたクロミ嬢は、
おしゃれキャットを絵にかいたような猫だった。
※(7)里帰り猫ご紹介ページ ①クロミちゃん➡
(Ⅲ)にゃんこ亭の猫たち ⑤美意識とコンプレックス➡
モンローウォークを連想するような、
くねくねとしたキャットウォークで、
猫道を歩いていた姿がいまもよみがえる。
もう、これ以上ないくらいの気取りかた。
そこまで彼女を上機嫌にさせたのは、
その首にかかるペンダント💎
それは私がプレゼントしたものだが、
まさか、そんなにも彼女を夢中にさせるなんて、
最初は思いもしなかった。
お気に入りは、大きなトンボ玉や、
明るさによって色を変えるもの。
とにかく大きくて目立つものがお好みで、
重いんじゃないかと、
こちらが心配するようなものが、
彼女にとってはステイタスシンボルだったようだ。
⚘~⚘~⚘~⚘~
そんなわけだから、
凛にもペンダントを用意したのだった。
・・でも、悲しいかな、
凛は重くて目立つものは邪魔でしかないようで、
いつのまにか外しにかかっているのだった。
目下のところ、
凛のお気に入りはペンダントなしの首輪。
これだけは外しもしないし、
毎日でも取り替えたい派。
首輪にリボンが付いているものや、
バンダナなどは大丈夫らしい。
猫のおしゃれ心もさまざまである。
コメント