(8)番外編 カマキリ雑感 

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番外編 カマキリ雑感 

 

※今日は、私事で恐縮ですが、

カマキリとのかかわりを・・。( ノД`)シクシク…

 

大カマキリがお出ましになる季節到来である。

みなさん、ご覧になったことはおありだろうか?

15センチもある巨大カマキリを・・。

 

前世で何事かあったらしくて、

わたしは大の虫嫌いである。

御器にも食いつくという「G」はもってのほかだけれど、

カマキリも嫌い。写真で見るさえ怖い!

黄緑やら濃い緑やら、枯れ葉色やら。

ただもう、凍りつく!

敵だと思っている!

 

こんなにおぞましく思っているのに、

どうしてか、カマキリとは縁が切れない。

 

その話を・・ふたつばかり。

(思い出すさえ、震えるほどだけれど・・)

 

洗濯物にくっついて家の中に入り込み、

一晩中リビングで過ごした大カマキリがいた。

 

カマキリたちは、体の色まで自在に変える!

・・まるで、カメレオンみたいに。

 

わたしは、揺り椅子に揺られながら、

窓辺のカーテンの下で、新聞をめくっていた。

ふと、気配を感じて横を見ると、いた!大カマキリが!

淡い藤色のカーテンに限りなく近い色に変化して・・。

その大きいことといったら!

広げた手のひらの、親指の先から中指の先までもある。

そんな大形昆虫なんて、図鑑でしか見たことはなかった。

 

わたしは、へなへな、へたりこんで、

震えながらも、できるだけ静かに遠ざかった。

カマキリには羽がある。

飛ばれでもしたら、どうしたらいいの!

 

(このときは、平日だったので、家にはわたしひとり。

半狂乱になりながら、友人たちに電話をかけまくった。

一人だけ、カマキリなんか平気、という人が来てくれ、

ビニール袋に入れて、外に放してくれたのだった。大感謝!)

 

もうひとつは、夏の間、庭に出しておいた、

オリヅルランの鉢の中に卵があった話。

 

秋も深まったので鉢を中に入れたが、その時、

何も変わったことはないか、確認した、つもり。

 

そして、食器棚の上に置いたのだが・・。

 

数か月経った頃。

買い物から帰ると、

ダイニングの壁一面に、蟻のような虫が、

わんさか、わんさか、クライミングの真っ最中だった!

蟻ではない!というのは一目で分かった。

生まれたてのくせに、蟷螂の斧を持っていたから!

・・食器棚の上は暖かかったのだろう。

 

すぐに荷物をほっぽりだして逃げた・・ものの、

〔・・なんとかしなければ・・〕

ダイニングに戻り、恐怖に泣きながら、

〔わんさかだけど、小さい!〕

と、気もちを奮い立たせて、

殺虫剤を噴射!噴射!噴射!しまくった。

 

その日は結局、外食・・。

気もちがくじけて、支度するどころではなかった。(泣)

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