庭猫 

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(5)猫忍者 クロ ④一族の紹介

(5)猫忍者 クロ ④一族の紹介翌朝のこと。障子を開けると、庭の物置の上に、6匹もの猫がゾロリと勢ぞろいしていた。クロを囲むようにして、ジッとわたしを見つめている。なんだろう???あ!もしかしたら、昨夕の、ごちそう猫缶?なかよしの猫たちは、...
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(5)猫忍者 クロ ③ごちそう猫缶 (1994年4月)

(5)猫忍者 クロ ③ごちそう猫缶 (1994年4月)毎日遊びに来てくれていたマント嬢のために、「ごちそう猫缶」を用意していた。ある日の夕方、その缶詰をクロのために開けた。プルトップを引き上げたとたん、クロの瞳孔がホワッっと大きく開いた。そ...
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(5)猫忍者 クロ ②雪遊び (1994年2月)

(5)猫忍者 クロ ②雪遊び (1994年2月)クロは、ネコジャラシで遊んで以来、忍びの術をあまり使わなくなった。それどころか、わたしを見かけると、ぴょん!飛び跳ねるようにやって来て、頭をすり寄せたり、ときには軽く体当たりなどして、{大好き...
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(5)猫忍者 クロ  ①黒猫 あらわる (1993年 秋)

(5)猫忍者 クロ  ①黒猫 あらわる (1993年 秋)庭に、ちいさな黒猫があらわれた。どうやら男の子らしい。マント嬢も来ていた頃だが、かち合うということはなかった。ツツジの植え込みの中や、花壇の裏に隠れながら、マント嬢の出入りを、見定め...
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(4)マント嬢 ⑨そうだったのか!!!

(4)マント嬢 ⑨そうだったのか!!!だいぶ経ってから、ふいにわたしは、あることに思い至った。マント嬢は、ぞうきん猫の最初の子どもだったのではないか!!数年前、鬼のような言葉を投げつけた、あのときの子猫・・。・・「こんなところで子育てされち...
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(4)マント嬢 ⑧突然の別れ (1994年3月)

(4)マント嬢 ⑧突然の別れ (1994年3月)3月末。あんなに連日長く居続けていたのに、ある日をさかいに、ぱたりと来なくなった。路地にも、歩道にも、姿が見えない。なにか異変があったに違いない。やきもきして暮らしていたが、今日という今日は家...
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(4)マント嬢 ⑦疑問 (1994年 2月)

(4)マント嬢 ⑦疑問 (1994年 2月)年が明けて、2月に入ると、マント嬢は、長く居続けることが多くなった。どれくらい長くか、というと、朝8時から夕方5時過ぎまで、というぐあい。たまには外に出るものの、すぐに戻ってくる。そして、ほとんど...
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(4)マント嬢 ⑥マントさま改め マント嬢 

(4)マント嬢 ⑥マントさま改め マント嬢 しばらく経ったある日のこと。わたしの話を聞いた知り合いが、「その猫なら、うちの近所の猫よ。まちがいないわ。小学生の男の子のいるおうち。その子が、外にいた猫を抱き上げて、さ、帰ろうかといって、家に入...
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(4)マント嬢 ⑤呼び名は マントさま

(4)マント嬢 ⑤呼び名は マントさま猫に呼び名をつけようと話し合った。いつまでも、「ねこさん」じゃあ、ちょっとね。堂々とした様子は、おれさま風だったから、「男の子に違いない!」わたしたち家族三人の意見は一致した。真っ白な胸もとを覆うように...
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(4)マント嬢 ④午後2時に

(4)マント嬢 ④午後2時に約束の日は日曜日だった。「来ますかねぇ・・」朝から、夫はニヤニヤ笑ってばかりいる。そして、ときおり、「いや、来たら、たいしたもんだよ。もう、そんなことになったら、猫にひれ伏すよ。でもさ、考えてみてよ。百歩ゆずって...