飼い猫

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(Ⅷ)にゃんこ亭の猫たち ⑨牙を折って帰った話 【その2】

(Ⅷ)にゃんこ亭の猫たち ⑨牙を折って帰った話 【その2】その夜、牙の折れた大吉を見て、夫は驚いて目を剥いた。「あ~ぁ・・いったい何やったんだかなぁ・・痛くないのか?・・化膿したら大変じゃないか・・」幸いなことに、化膿もせず、痛みも無いよう...
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(Ⅷ)にゃんこ亭の猫たち ⑧牙を折って帰った話 【その1】

(Ⅷ)にゃんこ亭の猫たち ⑧牙を折って帰った話 【その1】いつものように朝帰りだった。・・ブンブンブンブン♡・・・なんだか、すこぶるつきの良いご機嫌だ。なにがあったか分からないけれど、大吉のご機嫌が良かったら、わたしも嬉しいのだった。「では...
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(Ⅷ)にゃんこ亭の猫たち ⑦大吉と娘の関係

(Ⅷ)にゃんこ亭の猫たち ⑦大吉と娘の関係娘が地方の大学に入学して、家から離れた。離れるまで、娘は大吉に、家を出ることを伝えてはいた。「引っ越しするのよ。大ちゃんと別れるのは悲しい」と。【猫は人語を理解する】とわたしは考えているが、聞いたこ...
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(Ⅷ)にゃんこ亭の猫たち ⑤大吉の一日

(Ⅷ)にゃんこ亭の猫たち ⑤大吉の一日朝。出勤する夫と一緒に、大吉は玄関から出る。玄関まわりの匂いをかいで、じっと動かないこともある。数軒先まで、一緒に歩いて、ふいに植え込みの中に入ることもある。そうかと思うと、忠犬のごとく、バス停の少し手...
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(Ⅷ)にゃんこ亭の猫たち ④お腹だけは横綱級

(Ⅷ)にゃんこ亭の猫たち ④お腹だけは横綱級飼い猫になった頃の大吉の食欲たるや、驚くべきものだった。大きな缶詰を丸ごと平らげても、まだまだ食べたりない。『もっとなんかおくれよぅ』頭突きしたり、顔をすり寄せたりと、さかんにわたしの機嫌を取る。...
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(Ⅷ)にゃんこ亭の猫たち ③大吉のソウルフード

(Ⅷ)にゃんこ亭の猫たち ③大吉のソウルフード散歩している途中で、建築工事の現場を見つけた。家を建てているようだった。ちょうど、昼時に差し掛かっている時間で、早お昼にしたのか、6人ぐらいの若者たちが、車座になってお弁当を使っていた。楽し気に...
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(Ⅷ)にゃんこ亭の猫たち ②遊び

(Ⅷ)にゃんこ亭の猫たち ②遊びおもちゃのネズミちゃんを放り投げる。大吉は、ゴロリと絨毯の上に寝ころびながら、両前足で上手にキャッチする。そのキャッチしたネズミちゃんを、ポンとわたしに投げ返す。2,30センチしか戻ってこないものの、受けたり...
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(Ⅷ)にゃんこ亭の猫たち ①飼う気祝い

(Ⅷ)にゃんこ亭の猫たち ①飼う気祝い「もう帰らないかもしれない・・」と、幾度もわたしを脅かしながらも、大吉は帰ってくる。(しかも、わたしは、性懲りもなくだまされる)今回は翌朝、帰ってきた。朝帰りの、白ぼん。のどをゴロゴロ言わせているあたり...
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(Ⅴ)にゃんこ亭の猫たち ⑤セピア改めペコとなる

(Ⅴ)にゃんこ亭の猫たち ⑤セピア改めペコとなる新しい飼い主に、連れて行く日が近づいてきた。そんなある日、М氏から電話があった。「預かった猫はウチで飼う」という。友人には、やれないというのだった。わたしは理由を問うた。「あの猫は声が出ないん...
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(Ⅴ)にゃんこ亭の猫たち ④アレルギー反応

(Ⅴ)にゃんこ亭の猫たち ④アレルギー反応セピアが来て十日ほど経った頃、娘の鼻がグズグズいいだした。コホ、コホ・・軽い咳もしだした。娘は平気そうにして、何も言わなかったし、わたしも、気づかないふりをしていた・・が、そのうち、眼が充血して、ま...