（Ⅹ）にゃんこ亭の猫たち　①大サービス

あけまして　おめでとうございます

今年も　よろしく　お願いいたします

（Ⅹ）にゃんこ亭の猫たち　①大サービス

大吉は７，８キロもある大猫である。

重くて５分と抱き上げていることができない。

本人（猫）も、それを良く知っている。

それでも、たまに、

わたしの足元に、

背を見せてじっと座ることがある。

どうやら、それが、

抱っこさせてやろう　というサイン。

よっこらしょ！！

かけ声をかけて　ひざに抱く。

ムクムクだなぁ・・

あったかいなぁ・・

猫飼いのしあわせをかみしめる。

ゴンゴン　ゴロゴロ　ゴロンゴロン

ブンブン　グルグル　ルルルルル

重低音のすばらしい声量で、のどを鳴らす。

そして、むふふ　と、眼を細める。

大吉も、うれしいらしい。

みなさん。

猫も笑うのであるよ。

大吉を抱き上げたまま、よたよたと、

廊下の大鏡のところまで移動する。

かっちりとした筋肉質だから、

抱きやすいともいえるけれども、

その、重いのなんのって・・・

そんなに重い猫を抱えて、

なぜに鏡の前まで移動するかというと、

抱っこされている大吉の様子を見たいという理由。

垂れてるなぁ・・

はみだしてるよ・・

重さと大きさを実感する。

ダイちゃん、かっこいいね。

もちろん、おせじだが、

それをいうや、大吉はストンと下りる。

そして、

ああ　くるしかった！

ホッとした顔をする。

どうやら、

抱っこは、大サービスであるらしい・・

重い猫です・・・